「ハーブ」

歩荷農場では数年前より数種の天然「ハーブ」を混合した粉末を飼料に微量添加して来ました。
主体となる「ハーブ」はタイムとヨモギギク。
もちろん、遺伝子組み換え作物ではありません。
その安全性や効果、効能に問題ないことから今後も使用していくことを判断しました。
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タイムにはチモールという成分が含まれており、強い殺菌効果と抗ウイルス作用を備えているので天然の防腐剤や保存剤の役割を担うことのみならず、鶏たちの疲労回復や抑うつ状態の改善などに効果的だと考えられます。
また、ヨモギギクには食欲増進に加え回虫駆除などの効能があることから、歩荷農場には鶏に寄生するダニや回虫がほとんど存在しません。

これらの寄生虫は吸血するものも多いので鶏たちにとって貧血や多大なストレスをもたらす悪因となるため、現代養鶏においては駆虫剤や強い農薬を鶏舎内に散布することが一般的なのですが、ダニ類はネズミやゴキブリなどと同様に薬剤に対して耐性をもつ能力があるので実際は根絶できないというのが否定できない悲しい現状なのです。


by bocca-farm | 2019-04-03 20:06 | 飼料