「不当弾圧」

歩荷農場では、鶏たちに安全な餌を食べさせるため独自の設計に基づき飼料の全てを自家配合しています。そのためには、安全性の確約された飼料原材料を単体で仕入れなければなりません。
一般的な養鶏においては、メーカーが既に全てを混ぜ合わせ出来上がった配合飼料をそのまま鶏たちに与えているのが現状です。このような配合飼料は、その栄養価は保証されていますが、原材料の詳細までは公表されません。なぜなら、メーカーがその時に仕入れることのできる最も安価な原材料を使用するため、その時々により内容も変化してしまうからです。つまり、生産者である養鶏家自身も鶏たちに与えている飼料内容全てを把握できていないのが現代養鶏の現実なのです。
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したがって、経済至上主義に毒されている養鶏業界では、飼料メーカーが自社にあまり利益をもたらさないような非遺伝子組み換え作物などの安全な原材料を単体で仕入れようとした場合、プレミア扱いをして信じられないような高値でしか販売しません。
しかも非遺伝子組み換えトウモロコシを輸入している大手商社と手を組んだ某メーカ(餌にゴマ成分を添加して喜んでいるような…。)などは、3tの発注に対して1割以上も多量の390kgを余分に押し売りしてくる始末で、、、、。
どの世界でもあるとは思うのですが、歩荷農場は大きく強いモノからの「不当弾圧」とは断固戦い続けます。守るべき理念のために、命がけになれることほど幸せな人生はありませんよね!
by bocca-farm | 2016-10-06 22:47 | 飼料