「アルファルファ」

今まで歩荷農場では、ビタミン、ミネラルなどの供給源となる緑餌として、天然「ヨモギ」100%の乾燥粉末を使用してきました。ところが、中国での口蹄疫発生により、中国産「ヨモギ」の輸入が禁止されたことから、国産「ヨモギ」も品不足の状態となり、昨年末からついに入手困難となってしまいました。(在庫は、2ヵ月分ぐらいは持っていましたが・・・。)
季節により状況が異なり、除草剤や農薬などの心配がある雑草や野菜くずなどの生の緑餌に頼るわけにもいかないので、「ヨモギ」に代わる安全性の高い飼料用緑餌を探していたところ出会うことになったのが「アルファルファ」です。
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「アルファルファ」は、マメ科ウマゴヤシ属の多年草で、和名はムラサキウマゴヤシ(紫馬肥やし)。 その名のとおり栄養価は非常に高く、タンパク質はもとより、「ヨモギ」と同じように殺菌、
浄血作用があるクロロフィル(葉緑素)やマグネシウム、銅、鉄、マンガン、カルシウム、カリウム、亜鉛といったミネラルに加え、天然のビタミンとしてA、B群、K、C、Eなどを豊富に含みます。

歩荷農場で使用する「アルファルファ」は、天然「アルファルファ」の濃縮粉末を粒状に固めたもので、遺伝子組み換えを行っていない種子より栽培され、他の物と混入しないように製造、保管、輸送されていることの証明書が添付されています。
また、輸入「パプリカ」などに添加されている「エトキシキン」などの危険性が否定できない酸化防止剤も含まれていません。

ちなみにこの「アルファルファ」、ペルシア語で「最良の草」という意味だそうです。
by bocca-farm | 2012-02-26 21:05 | 飼料