「生米ぬか」

「生米ぬか」は、ビタミン(ビタミンE・チアミン・ナイアシン・ビオチン)やミネラル(銅・亜鉛・マンガン)などの微量栄養素が豊富な上に、タンパク源やエネルギー源としても有用です。
そして当然、人が食べるためのお米を精米した際にできる「生米ぬか」に、遺伝子組み換えはあり得ません。
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また「生米ぬか」には、鶏が骨格を形成したり、卵の殻を作ったりするために必要な多量の「リン」が含まれています。しかし、この「リン」は、通常鶏が消化できない形(フィチンリン)で存在しているため、残念ながら利用されることなく糞として排泄されてしまいます。したがって、一般的には、鶏が必要とする「リン」を「無機リン」の形で飼料に添加しているのが現状なのです。
歩荷農場では、この消化できない形の「フィチンリン」を「特殊な酵素」を利用して鶏が消化できる形に分解し、「無機リン」を添加することなく、無駄な「リン」の排泄を抑制するという環境負荷の低減に取り組んでいます。この「特殊な酵素」については、次の機会で詳細を。
by bocca-farm | 2010-03-20 20:10 | 飼料