「ミツバチの大量死は警告する」

壊滅寸前、我が家の「日本ミツバチ」。
色々調べてみましたが、 「西洋ミツバチ」と異なり、 疫病を持っていない「日本ミツバチ」の
場合、巣箱の外に引きずり出された幼虫や成虫の死骸が多いのは、やはり農薬や除草剤
の影響としか考えられません。 特に数年前から問題になっているのがネオニコチノイド系
農薬
。恐るべき化学物質は、ミツバチだけではなく、人間の生活環境、さらには生態系にま
で深刻なダメージを与える危険性が否定できません。
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「沈黙の春」はいまなお終わっていない。(中略)
世界で使われている化学物質は約10万種に増え、毎年多数の新規物質が追加されている。
その多くは安全性が十分には確かめられていないものである。 (本文より)

老齢化する日本の農業、薬物を使い楽をしたい気持ちは分からないでもありません。
しかし、たかが人間の都合やその陰で経済的利権を貪る企業の思惑などで環境が破壊され、
生態系が崩壊することなど許されるはずもないと考えます。このようなミツバチたちの悲劇は、
近い将来に訪れるであろう悲惨な人間の姿そのものであり、傲慢な人間への重大な警告に
思えてなりません。

ネオニコネット
「ミツバチの大量死は警告する」 岡田幹治著 (集英社新書) 821円
by bocca-farm | 2014-08-23 18:59 | 養蜂